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「世界にひとつだけの花」


はじめまして!EESa虹の架け橋クラブメンバーの依藤です。 宜しくお願い致します。


平成の時代に年齢を問わず一番愛された曲は、SMAPの歌う「世界に一つだけの花」だそうです。 この曲が愛されたのは、皆、人と比べて落ち込んだり悩んだりする事も多い中、 "元々特別なオンリーワン"というフレーズが多くの人の共感を生んだのではないかと思います。 また、この曲は多様性について考えるきっかけになったような気もします。


現在、私は50代です。 この年代の進路選択は、今の時代とは大きく違いました。大学に進学する際、女性は短大でいいんじゃないか、大卒女子は生意気で嫁のもらい手がないという言葉を沢山聞きました。また、就 職活動の際には、誰もが知っている企業の面接で、「2〜3年勤めて社内で良い人を見つけて結 婚して支えてあげて下さい」と言われた事がありました。 育児休暇などなかった時代、結婚したら退職するのが当たり前の時代の話です。


私は、結婚はしていますが子どもには恵まれませんでした。結婚していれば、子どもがいて当たり前、この考えから、お子様は何人ですか? 何歳ですか? 数えきれないほど質問されました。聞いているほうには全く悪気は無い、こういった言葉が子どもを持ちたくても叶わなかった私には辛いものでした。




その頃、よく耳にした「世界にひとつだけの花」の歌詞に私も慰められました。自分が沢山傷ついたはずなのに、私自身不用意な言葉で人を傷つけてしまっている事も多々あるかと思います。 自分の価値観で思う当たり前が、誰にも当てはまる訳ではないという考えを一人一人が持てば、 悪意なき言葉のナイフで、傷ついたり傷つけたりする事も少なくなると思います。


時代の変化と共に色々な制度が整い、自由に進路を選択出来る機会が増えました。女性の仕 事、男性の仕事という概念も無くなってきました。 ちなみに、私が面接で「2〜3年勤めて・・・」と言われた会社も、今では数年以内に女性総合職の割合を ほぼ半分にという目標をかかげています。この流れがますます広がり、全ての人が自分の進路を自由に選択出来る世の中になり、社会で花を開き輝けるようになる事を望みます。


虹の架け橋クラブでは微力ながら、色々な人がいて当たり前の社会が来るために自分に何が出 来るかを考えながら活動していきたいと思っています。 まずは、正しい知識を身につける、知り得た知識を正確に伝える、ここから手を付けれたらと考えています。 今後共、宜しくお願い致します。






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